そもそも病気の原因とは何からなのか
それは
食事とストレスである
ではストレスとうまく付き合う方法とは
ここまでで、ストレスが体に及ぼす影響、人間がストレスとは切っても切れない関係であるということ、しかしそのストレスは受ける側によってプラスにもマイナスにも変わるということを説明してきました。
ここでは、ストレスをプラスに変えていける「健康な心」を持つための方法、つまり「ストレス耐性を強める」ための対策を簡単に紹介しましょう。
プラスに変える -心理面-
「健康な心」を持つために ー心理面ー
完璧主義を捨てよう!何事もきちんとやることは大切ですが、人間であるのだから、すべてを完璧にできるわけではないのです。少し肩の力を抜いて取り組み、心にゆとりを持つことが大切です。
過去にこだわらず、前向きに考えよう!物事を悲観的に考えることはストレスをマイナスに変える要因です。過去には決して戻ることは出来ないので、こだわりを捨て前向きにプラスの方向へ考える習慣を身につけましょう。
思考を柔軟にしよう!自分が掲げた目標と現実のギャップはストレスを生みやすいものです。アプローチの仕方を変えることにより目標を少し下げ、達成率を上げ達成感を味わうことが次のステップにつながることもあります。考え方を柔軟にし、別の手段を考えることも必要です。
一人で抱え込むのはやめよう!悩んだ時には、一人で抱え込まず人に相談することも大切です。物事の受け止め方は人により異なるので考えつかなかった解決法を生むこともあるのです。 仕事でも何でも一人で抱え込むことで、許容量を超えてしまうとストレスにつながっていきます。人に任せることは任せて、成果を分かち合うことも大切なことなのです。
プラスに変える -身体面-
「健康な心」を持つために ー身体面ー
時間のコントロール忙しい一日の中で、少しの間だけでも趣味に時間を費やしたり、音楽を楽しんだりするなど、自分自身がリラックスできる自分のための時間をもつようにしましょう。なかなか思い通りには行きませんが、目標のタイムスケジュールを立てることから始めましょう。
十分な睡眠をとる睡眠不足は生理的ストレスの一つでもあります。睡眠の乱れは生体のリズムを崩し、自らストレスに弱い体を作ることにもつながるのです。十分な睡眠は、時間もさることながら、より質を高めること、つまり眠りの深さが問題となります。深い睡眠を得るためにも、毎日同じ時刻に寝るようにしたり寝室・寝具の環境を整えりすること、また昼間に適度に運動する(体を動かす)などの工夫も必要です。
アルコールや薬物に頼らない適量を超える飲酒は、やめたくてもやめられない「依存症」への引き金となりうるので注意しましょう。また、不眠のため睡眠薬に頼りすぎると、飲まないと眠れなくなってしまうこともあります。薬は、医師と相談しながら生活改善と共に上手に使いましょう。
ストレス解消法
「健康な心」を持つための方法を紹介しましたので、次に簡単に始められる「ストレス解消法」をまとめてみました。
休養がむしゃらに働き続けていたら、スタミナ切れをしてしまいます。「疲れたな」と感じたら、適度な休養をとることが必要です。適度な休養は次への活力を生むことができるのです。たまには何も考えずにボーっとする時間を持つことも大切です。
入浴入浴は、身体を清潔にし、血行促進、新陳代謝を促し、筋肉痛を和らげ、神経をリラックスさせることができる、「心の疲労回復剤」です。特に、就寝前に38~40度のぬるめの湯にゆっくりつかることがストレス回復のためにより効果がみられます。
スポーツ身体を動かすことにより、全身の血液の循環が良くなるため、脳内においては老廃物を洗い流し、頭をすっきりさせるという効果を生みます。空いた時間を有効に活用した散歩やサイクリングなどの適度な運動は心身ともに健康でいられるために不可欠なのです。
食事心身の健康を維持するためには、栄養のバランスがとれた規則正しい食生活が欠かせません。特に気をつけたいのが、ビタミンやミネラルの不足と、甘いものや嗜好品の取りすぎなどで、ストレス耐性を弱めてしまうことです。さらに最近では孤食率の増加が見られ、早食いや過食などの食生活の乱れが起きる要因になっています。バランスはもちろん、食べ方にも気を配りたいものですね。
音楽音楽には、心を落ち着かせリラックスさせる効果があります。人によって心地よい音楽は異なりますが、好きな音楽を聞くと不思議と気分がよくなっていくものです。また、カラオケなどで大きな声で歌うこともストレスの発散に大いに役立ちます。
ストレス解消法 私たちは、このように身近にできることでストレスを解消していくことが可能です。心の健康のためには、ちょっとした工夫や心の持ち方が大切だということです。 一生付き合っていかなくてはならないストレスですから、マイナスに向かわないよう、上手に付き合っていい関係を保っていけるようにしましょう。
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